【京都の人気観光地】伏見稲荷大社を参拝してきた 2020/3/15
京都の超人気観光地、伏見稲荷大社へ行ってきました。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私はJR奈良線沿線に住んでいますので伏見稲荷は比較的身近な存在…ではなく、案外地元の観光地って行かないものです。今までに一度だけ行ったことがある程度です。今回はそんな伏見稲荷大社をリポートしていきたいと思います。
目次
- 伏見稲荷大社までのアクセス
- 参拝前にJR稲荷駅のランプ小屋を見物
- 伏見稲荷大社は稲荷駅の目の前
- 鳥居が沢山並ぶ光景に圧巻
- 参道の脇にある根上がりの松と神宝神社へ
- 再び山頂を目指して参道へ
- 茶店で少し休憩を取ることが出来る
- 山頂を目指してラストスパート
- 下山はあっという間
- 基本情報
伏見稲荷大社までのアクセス
伏見稲荷の最寄り駅は2つ、JR奈良線の稲荷駅と京阪本線の伏見稲荷駅があります。
京都のターミナル駅である京都駅からは断然JRの稲荷駅が便利。奈良線で乗り換えなしで行くことが出来ます。京都駅から平等院で有名な宇治を経由し木津に至り、そのまま奈良に乗り入れる路線です。奈良線で気を付けないといけないのは、伏見稲荷大社の最寄り駅である稲荷駅は普通列車しか止まらないということ。奈良線には普通のほかみやこ路快速、快速、区間快速という3つの優等種別がありますが、普通のみしか止まりません。間違えてみやこ路快速に乗ってしまい、3つ先の六地蔵まで行ってしまわれる方を大勢見かけます。注意しましょう。ただし、正月など多くの方が伏見稲荷へ参拝に行かれると予想されるときは日中時間帯に限り、全列車が稲荷駅に臨時停車する場合があります。その際には駅係員の方から案内がありますので注意しておいてください。ただし、そのような場合は京都駅を2分程度早く発車する場合があります。
京都市街に直接乗り入れる京阪の最寄り駅は伏見稲荷駅。急行以下全ての種別が停車しますが、快速特急、特急、快速急行は通過してしまします。こちらは、多客期の臨時停車はありません。
参拝前にJR稲荷駅のランプ小屋を見物
稲荷駅は明治12年8月18日、旧東海道線が京都から稲荷駅を経て大津駅(現在の膳所駅)まで開通したときに誕生しました。その後、大正10年8月1日に、現在の京都から大津間にある東山トンネル、新逢坂山トンネルの新線開通に伴い、現在の奈良線の一駅となっています。このランプ小屋は旧東海道線の開業当時、駅舎等の石油ランプ灯具の整備・保管や油類の保管に使用されたと言われており、国鉄最古の建物として昭和45年10月14日に準鉄道記念物に指定され、現在は昔使用されていた鉄道標識等を収蔵しています。
伏見稲荷大社は稲荷駅の目の前
伏見稲荷大社は稲荷駅の改札を出て目の前にあります。稲荷駅と伏見稲荷大社の間には道路があるので車には十分注意してください。
鳥居の横にはお揚げをくわえた狐がいます。なぜ稲荷に狐がいるのかというと、「稲荷大神様」のお使い(眷族)はきつねとされているからだそうです。但し野山に居る狐ではなく、眷属様も大神様同様に我々の目には見えません。そのため白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめます。
参道をまっすぐ進むと本殿があります。まずは本殿を参拝。
「お稲荷さん」は全国に30,000社あるといわれ、全国各地で老若男女を問わず親しまれています。その総本宮が伏見稲荷大社で、その稲荷信仰の原点が稲荷山にあります。
鳥居が沢山並ぶ光景に圧巻
本殿を参拝後、本殿の裏手に周ると鳥居が沢山並んでいるとことに出ます。稲荷と言えばこの鳥居がたくさん並ぶシーンを思い浮かべる方が多いと思います。どこまでも鳥居が続き、終わりが見えないその光景は圧巻です。
これらの鳥居はすべて奉納品です。なぜ鳥居を奉納するようになったかというと願い事が「通る」「通った」という意味から、鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降に広がったためです。現在は約1万基の鳥居がお山の参道全体に並んで立っています。
先ほどのところを通り抜けると有名な千本鳥居が見えてきます。千本鳥居は二手に分かれており、基本的に右側通行です。帰り道の方は人通りが少ないので写真撮影に適しています。なぜ帰り道は人通りが少ないのかというと、そのまま稲荷山に登って違う道から下山する人が大勢いるためです。千本鳥居を抜けると稲荷山の登山ルートになりますので、短時間で観光を済ませてしまいたい人は千本鳥居を抜けたところで折り返すのが得策だと思います。
千本鳥居を抜ける千本鳥居よりも大きな鳥居が並んでいます。ここから本格的に稲荷山に登ることになります。
参道の脇にある根上がりの松と神宝神社へ
しばらく鳥居の中を抜けていくと根上がりの松があります。
根上がりの松は商売をしている人や証券や株に関係のある人からは縁起が良い松として信仰されているようですね。また、木の肌を撫ぜてから身体を撫ぜると体の痛みがなくなるとか。
根上がりの松の反対側には神宝神社があります。そこまで徒歩2分です。
神宝神社までの道のりはこんな感じ。前日に降った雨のせいで少し滑りやすくなっていました。
神宝神社までの道沿いには地層を見ることが出来ます。これは鞍ケ谷礫層といって昔この辺りは河原であったことを示す証拠です。
神宝神社はこんな感じ。こじんまりとした印象を受けます。ここは稲荷ではないので狐ではなく狛犬です。この狛犬、かなり特徴的で手に何か持ってますよ。
再び山頂を目指して参道へ
最近コロナウイルスが大流行している真っ只中ですから、観光客の数は少ないと思っていましたが、この人気ぶり。これには驚かせられました。
先ほどの写真に写っていた階段を登りきると池が見えます。池をよく見てみると亀がいました。ここまで坂や階段を上り続けてきたので少し一休み。
池のそばには熊鷹社があります。稲荷山の参道沿いにはこのような小規模の社が沢山あります。すべて参拝して回るとかなりの時間がかかってしまいますが、気になったところだけ参拝すると良いでしょう。
山頂まで鳥居に沿って登り続けるわけですが、場所によっては鳥居の隙間から外に出ることが出来る場所があります。外に出てみるとこのように鳥居がズラッと並ぶ光景を目にすることが出来ます。
茶店で少し休憩を取ることが出来る
参道沿いには沢山の茶店があり、お土産物やお菓子、飲み物などを買うことが出来るほか、食べ物を提供してくれる店もあります。少しお腹が空いたら最寄りの茶店で何か買ってみるのが良いともいます。稲荷山周辺にはあまり多くの飲食店は無いので、稲荷山の茶店で食事をするのも良いかも知れません。注意点として、山頂に近くなればなるほど価格が上がっていきます。
四ツ辻という四つ角になっているポイントがあり、そこには少し大規模な茶店があります。ここが一番参道で賑わいを見せるところでもあります。
四ツ辻茶屋で購入。¥400と少し高額ですが、沢山の方が購入されていました。登山をして少し疲れ気味の体にソフトクリームが染み渡ります。きな粉の粒々を感じられるソフトクリームで濃厚でしたよ。
茶店の反対側は休憩ポイントになぅており、京都市内を一望することができます。ベンチなども設置されているので休憩には最適です。
山頂を目指してラストスパート
休憩後、再び登山を再開します。どこまで行っても鳥居。分かれ道などもあり少しややこしいですが、鳥居に沿って山を登れば大丈夫です。
山頂が近づくとそっくりな社が3つ続きます。その3つ目が山頂に当たるわけですが、先ほどの四ツ辻の別の方向から登ればひとつ目が山頂になります。似たようなものが3つ続くので山頂を間違えないようにしましょう。
あまりにも尋ねる人が多いのか、山頂の茶店の壁にはここが山頂であることを示す看板が設置されていました。これ以外に山頂であることを示す看板は見当たらなかったので、注意したほうが良いでしょう。
山頂にはこの末廣大神という社が立っています。写真のような混雑ぶりで参拝するのに少し並ぶ必要がありました。ちなみに、山頂からの景色を期待される方も多いと思いますが、景色は全くと言って見ることができません。
下山はあっという間
山頂を過ぎると下山が始まります。下山時に注目してほしいのは鳥居の向き。山頂に向かうときは奉納の文字が見えていましたが、下山時には奉納者の名前や奉納日が書かれています。どこが山頂か分からなくなったときは、これを気にすると分かりやすいでしょう。
下山時に訪れた長者社。雷石と呼ばれる特徴的な石があります。
眼力大神という目の病気に関する社がありました。近眼の私は目が良くなるようにしっかりお祈りしてきました。
あっという間に下に降りてきました。登山に比べて下山の方がかなり楽です(笑)
伏見稲荷大社の案内図が下にありました。稲荷山の道はかなり入り組んでいますが、鳥居に沿って歩けば迷子にならずに簡単に上ることが出来ます。私がかかった時間は3時間程度。久しぶりにたくさん歩いたので疲れました。コロナウイルスが大流行している今日ですが、沢山の観光客が訪れていたことが衝撃でした。
基本情報
名称 | 伏見稲荷大社 |
所在地 | 京都市伏見区深草薮之内町68番地 |
アクセス |
【電車】をご利用の場合 【市バス】をご利用の場合 【自動車】をご利用の場合 ・名神高速道路 京都南インターから 約20分 ・阪神高速道路 上鳥羽出口から 約10分 |
駐車場 | 有(駐車場が満車の場合は現場係員の指示に従い車を移動して下さい。12月30日より1月5日迄は境内駐車場を 閉鎖いたします。) |
問い合わせ先 |
TEL(075)641-7331 FAX(075)642-2153 |
HPアドレス |