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【島根】一日で松江市内をぐるっと観光する! 2020/8/5-7 島根⑤

※本文中の情報は取材日のものです。できるだけ最新の情報に更新するよう努めてまいりますが、お出かけの際には各自で最新情報をお調べいただきますようお願い申し上げます。

松江市は山陰地方で最大の町で、島根県の県庁所在地でもあります。松江市のシンボルである松江城は全国に12城しか残っていない現存天守の1つです。また、宍道湖や中海が連なり、更には川が町中を流れるという水景が優れた町としても知られており、「水の都」と呼ばれることもあります。

町の中心には松江城があり、松江城を中心に観光すると松江の美しい町並みを楽しむことができます。

 

目次

 

松江は各地からのアクセスが良好

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松江駅に乗り入れる「サンライズ出雲

観光の拠点となる松江駅には岡山駅を発着する「やくも」のほかに山陰地方を走る「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」、更には東京駅から直通する夜行列車の「サンライズ出雲」など数々の特急列車が乗り入れます。また、今年の9月から運行を開始した「WEST EXPRESS 銀河」も乗り入れるなど、各地からのアクセスは意外と便利です。

 

松江市内の観光には「ぐるっと松江レイクラインバス」が便利

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ぐるっと松江レイクライン

松江駅から松江城があるエリアへは少し距離があり、また観光スポットを移動するのにも便利なのが松江市営交通局が運行する「ぐるっと松江レイクライン」。運賃は均一210円ですが、520円で一日中乗り放題になる一日乗車券もあります。

バスは写真のようなレトロ調のものが使われています。

 

国宝に指定されている松江城天守を見学

 

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松江城天守

松江城は江戸時代、松江藩の政庁として出雲地方の経済活動の中心でした。山陰地方唯一の現存天守であり、国宝指定されている5城のうちのひとつとしても知られています。明治初頭には廃城令により解体する予定でしたが、地元の有志によって天守が買い戻され、解体を免れることとなりました。

 

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堀尾吉晴

天守の入り口には松江城を建造した堀尾吉晴公の像があります。1607年に築城が開始され1911年には落城していたとされています。

ちなみに1638年に松平直政が入城していますが、この松平直政松江藩主になる前は松本藩主であったということで、松本城とも関連があるんですね。私は武将は専門外なので…間違っていたらゴメンナサイ

このブログでも松本城について紹介していますので、合わせてご覧ください。

miyakoji-cityliner.hatenablog.com

 

松江城内部の見どころ

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松江城の鯱は左右で大きさが違うが大きいほう(俗に雄)は2.08mあって現存する木造の鯱の中では一番大きいそうです。天守を見学する際は地階から入るのですが、入ってすぐのところにあります。

 

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松江城の築城年の記された祈祷札

2012年に再発見された、松江城の築城年の記された祈祷札で、「慶長拾六年」の記載があり、松江城天守の完成時期を示す貴重な一次資料となり、この祈祷札の発見が国宝指定につながりました。天守地階の柱に掲げられていたことが判明しました。写真は天守内に展示されているレプリカです。

 

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井戸

お城の中に井戸があるのはかなり珍しいのだとか。こちらも入ってすぐのところにあるのでお見逃しなく。

 

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階段と通し柱

階段は桐が使われています。また、戸締まりのための管理用、あるいは籠城用のものと考えられている引き戸があります。

松江城を築城していたころには日本全国で多くの城が同時に築城されていたことから、木材が不足していました。中心の大きな柱に使えるような木材は手に入らなかったので、心柱を使わない2階分の短い通し柱を配置して天守を支える構造となっています。写真左の柱は下の階に繋がっていませんが、右奥の柱は下の階に繋がっていることがわかります。この2階分の短い柱のことを通し柱というそうです。

 

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包板

天守を支える柱には、一面だけ、あるいは二面、三面、四面に板を張って鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留められている物があります。この柱を覆う板を「包板(つつみいた)」と呼びます。天守にある総数308本の柱のうち130本に施してあり、割れ隠しなど不良材の体裁を整えるためのものと考えられています。

 

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箱便所

4階には西側大破風の内側を利用して藩主用の箱便所がおかれていたといわれています。天守内に便所が設けられていたのは珍しいといいます。

 

松江城の敷地内にある興雲閣

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興雲閣

興雲閣は、松江市松江市工芸品陳列所として1903年に9月に建設されました。 当初、明治天皇の行在所に使用する目的でつくられたため、装飾・彫刻を多く用いた華麗な仕上げになっています。

入場は無料ですので、松江城を見学する際には合わせて楽しむことができます。

www.matsue-castle.jp

 

松江城の基本情報

名称 松江城
天守入場時間 午前8時30分~午後6時30分(受付終了  午後6時)
※10月1日〜3月31日は午後5時まで(受付は午後4時30分まで)
本丸入場時間 午前7時~午後7時30分
※10月1日〜3月31日は午後5時まで
天守入場料 大人680円、小中学生290円
HPアドレス

国宝 松江城ホームページ (matsue-castle.jp)

 

松江城の周りをぐるっと一周 堀川めぐり遊覧船

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堀川めぐり遊覧船

松江城のお堀は内堀、外堀とともに大部分が埋め立てられず残っていますので、その堀を利用して遊覧船が運行されています。

船頭さんに案内してもらいながら城下町松江の風景を楽しむことができます。

 

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堀の至る所に橋がある

お堀ですので、堀の中と外をつなぐための橋が至るところにあります。もちろん、お堀は外部から城を守るために作られているので、船が通るという想定はされていません。そのため、橋がかなり低い位置にあることも。船が通過する余裕がない橋の下を通過するときは船の天井が下がります。

 

料金設定は1日券のみで大人1500円、子供(小学生)800円。1日中乗ったり降りたりすることができます。乗船場は3つあるので、松江市内の観光の足としても利用できます。

www.matsue-horikawameguri.jp

 

松江は妖怪小説で有名な小泉八雲由来の地

小泉八雲は怪談「耳なし芳一」や「雪女」の作者として有名であり、また松江は八雲が日本で一時期在住していた地で、小泉八雲の妻である小泉節子の出身地でもあります。

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小泉八雲が執筆する際に使った机

松江城の堀のそばに立つ小泉八雲旧居は一般に公開されており、小泉八雲が約5カ月間を過ごしたときのままの状態で保存されています。国の史跡にも指定されています。

 

また隣には小泉八雲記念館も併設されていますので、小泉八雲の生涯や作品について詳しく知ることができます。

小泉八雲という名前を知らない方でも、かなりの数の怪談小説を世に送り出していますので、一度は彼の作品に触れたことがあると思います。松江観光の際にはぜひ訪れておきたい観光スポットのひとつです。

www.matsue-castle.jp

www.hearn-museum-matsue.jp

 

武家屋敷のスタイルを今に伝える、松江城下の武家屋敷

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武家屋敷の内部

小泉八雲旧居などが立ち並ぶ塩見縄手には武家屋敷が保存されています。

武家屋敷とは主屋、長屋門・塀などからなる、江戸期の面影を今に伝えています。塩見縄手の由来となった塩見小兵衛も住んだとされています。

1733年の大火の後、再建されたもので、2016年には解体修理が行われています。

www.matsue-bukeyashiki.jp

 

まとめ

松江は松江城を中心とした城下町のスタイルを今に残す町として知られています。

天守閣が現存する松江城はもちろん、歴史や城下町の雰囲気を感じる町として是非訪れてみてください。

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