鉄道ファンが行くお出かけ雑記

鉄道ファンが旅行の魅力を紹介します!

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お久しぶりです

読者の皆様、お久しぶりです。

 

長らく更新が停止しており申し訳ございません。

管理人は受験勉強を2月中旬ごろまでしており、大学合格後も手続きなどで忙しくしていました。大学の入学は4月ですが、ひと段落してきましたので更新を再開しようと思います。

 

今後ともみやこ路のシティライナーをよろしくお願いいたします。

【一度は乗りたい】近鉄の観光特急「しまかぜ」の魅力&確実に乗る方法 2020/11/22-23 伊勢志摩①

2013年に執り行われた伊勢神宮神宮式年遷宮に合わせて登場した、近鉄の観光特急しまかぜ。1990年代以降、近鉄特急の利用客数や伊勢志摩方面の観光客数が減少傾向にあるなかで、より活性化させようとの狙いで誕生しました。

登場から約8年が経過した今でもその人気は衰えず、しまかぜのチケットを確保するには困難を極めるほど。今回はそんな観光特急しまかぜの魅力を改めて紹介するとともに、しまかぜのチケット確保のコツまで一気にご紹介します。

 

目次

 

魅力①しまかぜはアクセス便利な3つのターミナルを発着

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京都駅に発着するしまかぜ

しまかぜは賢島から大阪難波、京都、近鉄名古屋を毎日1往復ずつ運行されています。*1大阪難波、京都、近鉄名古屋をそれぞれ10時台に発車し、夕方の18時前後に到着するようなダイヤが組まれています。これは近鉄沿線以外の方にも利用してもらうためで、例えば東京を8時台発の新幹線に乗ると、近鉄名古屋10:25発車のしまかぜに乗り換えることができます。同様に京都駅は山陰方面や北陸方面からの利用を想定したダイヤ設定となっており、近畿圏や東海以外からも利用することができます。

 

魅力②快適なプレミアムシートが並ぶプレミアムシート車両

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車内は2+1の配列でプレミアムシートが並ぶ

しまかぜで使用される50000系電車は6両編成で両端2両の合計4両がしまかぜで標準的なプレミアムシートが並ぶプレミアムシート車両となっています。両端の先頭車は床が720 mm高くなっているハイデッカー構造で、ダブルデッカーの2階席に近い高さからの眺望が楽しめます。一方の中間車両はバリアフリーに対応した平屋構造となっています。また、窓は先頭車両、中間車両ともに上下方向に拡張されていますので、開放感あふれる大きな窓から流れゆく車窓を楽しむことができます。

 

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本革が使用されたプレミアムシート

プレミアムシートはふくらはぎを支える電動式のレッグレストが装備されており、シート背もたれにエアクッションを設置し、腰部の硬さを調整するランバーサポート機能やリラクゼーション機能も備えています。私は京都から賢島まで約2時間利用したのですが、疲れ知らずで超快適。しずみ込むような座り心地で、いつまでも座っていたい、そう感じるような座席でした。

また、近年の特急形車両には欠かせないコンセントもあります。カメラの充電を忘れたとしても車内で充電しておけば大丈夫!

 

魅力③個室で便利なグループ専用車両

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和風個室

グループ専用車両には2種類の個室と3室のサロン席があります。一番人気なのは写真の和風個室で掘りごたつ式になっているのが特徴です。

 

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洋風個室

こちらは洋風個室。どこか懐かしい雰囲気のある個室の内装となっています。個室の店員は4人ですが、ソファには6人まで座ることができるので別にプレミアムシートを2人分確保すれば6人での利用も可能だとか。

 

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洋風個室には鏡台風の場所がある

洋風個室には鏡台風の簡易的なテーブルが設けられています。簡単な化粧直しができそうですね。

また、両方の個室に共通することですが、モニターが設置されており前面展望などの映像を楽しむことができるほか、のちの紹介するカフェカーで提供される食事を個室まで運んできてもらい、個室から出ることなく楽しむことができます。

プレミアムシートは少々厳格な雰囲気がありファミリー向けとは言い難い側面もありますが、個室だと子供が騒いだとしても周りに迷惑がかかることがないので、ファミリー連れにおすすめです。なお、個室は3人以上で利用することができます。

 

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サロン席

グループ専用車両には個室のほかにコンパートメントタイプのサロン席があります。欧州の車両のような雰囲気が味わえます。こちらは定員6人で、4人から利用することができます。

 

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座席の様子

私が利用した際は祖父母世代、親世代、孫世代の3世代で利用している方が多い印象でした。こちらも個室と同じく子供連れのファミリーにおすすめです。

 

魅力④アテンダントさんによる車内販売と記念乗車証

観光特急「しまかぜ」では近年減少傾向というかほぼ消滅したと言って等しいアテンダントさんによる車内販売が行われています。また、アテンダントさんからは乗車後すぐにおしぼりと記念乗車証をいただくことができます。

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おしぼりと記念乗車証

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記念乗車証の裏には乗車日時の入ったスタンプが押されている

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車内販売で購入したサイダー

 

魅力⑤カフェ車両でお食事&Tea Time

「しまかぜ」には今では少なくなった食堂車としてカフェ車両が連結されており、車内でお食事やケーキを楽しむことが出来ます。

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海の幸ピラフ

海幸ピラフは様々な魚介類を食べることが出来ます。こちらはカフェ車両以外でも自分の座席に持ち帰って食べることもできます。

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松阪牛

「しまかぜ」は停車しませんが、途中松阪駅を通過します。松阪と言えば、松阪牛。「しまかぜ」の車内ではその味を堪能することが出来ます。

 

なお、カフェ車両のメニューは個室でオーダーすると部屋までアテンダントさんに運んでいただき、室内で食べることもできます。個室利用時はぜひ利用してみてください。

 

確実に乗車する方法!!

ここまで紹介してきた「しまかぜ」ですが、豪華な車内設備、丁寧なサービスでかなり人気があります。さぞかし、予約が取りにくいのでは…と思われるかもしれませんが大丈夫!確実に乗る方法を伝授します。

 

①旅行会社のツアーに申し込む

一番確実なのがこの旅行会社のツアーに申し込む方法。「しまかぜ」利用と書かれたツアーに申し込むと100%乗車することが出来ます(列車運休時を除く)。

 

②発売と同時に予約する!

近鉄では乗車日の1か月前(現在は新型コロナウイルスの影響で2週間前から)の10時30分から特急券の発売を開始します。それと同時に特急券の発売駅もしくはインターネットの専用予約サイトから予約するとかなりの確率で予約することが出来ます。個室や先頭などといった座席は狙っている人が多く、この方法では予約できないことも…。確実に乗車するには2号車か5号車のプレミアムシート車両がおすすめです。

 

③短い区間で乗車する

「しまかぜ」に乗る多くのお客様は大都市と伊勢志摩を行き来するために乗車します。そのため、大阪難波発着や京都発着の列車では大和八木~伊勢市が一番混雑します。満席でもそのほかの区間では座席が空いていることが多く、どうしても乗車したいのであれば、京都~大和八木などで乗車することが出来ます。また、賢島から伊勢神宮へ移動したい!といった伊勢志摩地区の移動で乗車するのも便利です。

※個室は区間の利用制限があるので注意が必要です。

 

最後に…

観光特急「しまかぜ」の魅力と確実に乗車する方法を紹介してきました。皆さんもぜひ、伊勢志摩へお出かけの際は「しまかぜ」に乗ってみてください!

*1:大阪難波発着は毎週火曜日、京都発着は毎週水曜日、近鉄名古屋発着は毎週木曜日を車両検査のため運休日としている

近鉄の観光特急「しまかぜ」に乗ってきた 2020/11/22-23 伊勢志摩 特別編集版

 4面4線のホームを有する近鉄京都駅。新幹線の改札口の向かいに設けられた改札口を入ると京都駅を発着する近鉄の車両たちが目に入る。京都駅は小規模ながらも頭端式でターミナル駅の雰囲気を十分に持ち合わせている。

 近鉄特急と言えばオレンジに紺色の帯、正確にはアスカオレンジにネイビーブルーの帯をまとった姿を連想するが、近年、クリスタルホワイトをベースにブライトイエローとゴールドを加えた新塗装への塗り替えが進み、旧塗装を維持しているのは2021年の春で引退を予定している12200系のみとなっている。

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12200系電車

 そんな近鉄特急の中に、一風変わった、どちらかと言えば青い特急車両が存在する。それが50000系「しまかぜ」である。

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50000系電車「しまかぜ」

 京都駅には9:35ごろに入線。10:00発車であるからかなり余裕を持った入線である。

 入線後すぐ車内に入ることはできないので、「しまかぜ」の乗客たちは写真を撮ったりしてそのひとときを過ごす。

 

 発車の10分前になったころであろうか、ドアが開き乗客は車内に乗り込んでいく。私もそのなかに紛れて乗り込む。

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しまかぜの車内

 私が指定されたのは6号車1Bと1C。同行者と2人での乗車だ。席番からも分かる通り、編成の一番後ろの座席である。本当は前面展望狙いで一番前の座席を確保したかったところだが、1ヶ月前の切符の発売に合わせて並んでも押さえることができず、第二希望の一番後ろとなった。それでも座席を回転させることで流れゆく車窓を楽しむことが出来る。

 座席の回転についてだが、一般的なペダルを踏んで回転させる方式ではなく、座席後部にあるボタンを押してから手動で回転させる仕組みになっている。

 

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しまかぜのプレミアムシート

 座席は電動のリクライニングシートで、スイッチはヒジ置きの下についている。また、電動のレッグレストも装備されているので、リクライニングを全開にしレッグレストも使うとまるでソファに座っているような感触だ。背もたれには硬さを調節できるランバーサポートがついている。このランバーサポートにはリズムがついているので、まるでマッサージチェアとしての役割もある。

 シートピッチ、シートの間隔ともに私が感じた中では過去最高の広さだ。本当に贅沢な気分だ。

 

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運転台

 私は一番後ろの座席となったが、一番前に座れば運転士がしまかぜを運転する様子も合わせて楽しむことができる。機会があればぜひ一番前にも座ってみたいものだ。

 


しまかぜ 背面展望 近鉄京都駅発車風景

 発車すると更にしまかぜのプレミアムシートの凄さが感じられる。眺望に優れた前面窓から流れる景色を楽しみながら、超快適なプレミアムシートに座ることができるのはなんと贅沢なのだろうか。台車にはフルアクティブサスペンションが装備されている。本当に電車に乗っているのか疑ってしまうほど揺れない。快適な椅子に座りながら、録画された景色の映像を見ているようだ。

 


しまかぜ 背面展望 澱川橋梁を渡る

 流れる景色も普段よく乗る近鉄京都線の景色。京都駅の頭端式のホームが後ろへ流れていく光景、高架を走る風景、駅を通過する風景、鉄橋を渡る風景などなど...。なじみのある景色だが、しまかぜの車内から見るとまたそれが違ってみえる。目線が違うというのもあるが、しまかぜの快適な車内から見るというのは、いつもに増して素晴らしいように思えてくる。

 

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しまかぜ特製のおしぼりと乗車記念証

 発車してしばらくすると車内販売などを担当する女性乗務員からおしぼりと乗車記念証が渡された。おしぼりはほかほかである。近鉄特急と言えばおしぼりサービスをイメージされる方も多いと思うが、その文化はしまかぜにしっかりと引き継がれているようだ。

 記念乗車証は2020年限定の物。毎年乗車していると毎年異なるデザインの記念乗車証がもらえる。

 

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裏面には乗車日の入ったスタンプが押される

 コロナ対策の関係からか乗車記念スタンプは既に押されているものが渡された。

 

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エスサイダー

 車内販売ではしまかぜ限定のお土産や伊勢名物の赤福、コーヒーなどのドリンクなどを購入することができる。車内販売が減少する今、車内販売を提供しているというのは大変貴重な存在である。近鉄特急の伝統と新しい革新の文化。それをうまく融合して近鉄特急らしいような、らしくないような新しいけど馴染のある特急に仕上がっているような気がする。

 ちなみに私はご当地サイダーをたくさん飲んでいるからか、迷いなくサイダーを注文した。

 


しまかぜ 背面展望 大和西大寺駅

 そんなこんなしているうちに列車は京都線の終点、大和西大寺駅に到着。大和西大寺駅と言えば、奈良線京都線橿原線の三つの路線が集まる近鉄でも有数の拠点駅であり、また西大寺検車区に出入りする線路もあることから複雑な線路配置になっていることも特徴だ。しまかぜの後ろ側の大きな窓からはそんな複雑に転線していく様子を臨場感たっぷりに楽しんだ。

 


しまかぜ 背面展望 新ノ口短絡線

 大和西大寺駅からは橿原線となる。橿原神宮前へ至る路線だ。途中の新ノ口駅で新ノ口短絡線へと分岐していく。この新ノ口短絡線は京伊特急(京都と伊勢方面を結ぶ特急)などでしか通過することができない貴重な路線だ。全線が単線で住宅街の中をゆっくりと走行する。カーブも多く、京都線橿原線とはまた違ったテイストが魅力だ。

 

 新ノ口短絡線を抜けると大阪線と合流し、大和八木駅に到着。大和八木駅には数分後に大阪難波発のしまかぜもやってくるので、乗り間違えに注意するような案内がされていた。それもそのはず、大和八木駅を出ると次は伊勢市まで停車しないからだ。しかも、座席は満席。乗り間違えると折角しまかぜの指定席を確保したのにもかかわらず、伊勢市まで立ちっぱなしということになってしまう。

 

 大阪線に入ると、風景が一変する。しばらくは高架線を走行しているが、少しずつ山間部へ。近鉄で最急勾配の33.3‰がある区間や青山トンネルを抜けると、そこはもう三重県の伊勢地方ということになる。このあたりでは京都線橿原線とはまた違う高速での走りを体感することができる。

 

 伊勢中川から山田線に乗り入れる。しばらくすると伊勢市、宇治山田と到着する。この頃になるとカフェカーが空いているのではと思い、昼食を取るためカフェカーに移動した。

 しまかぜの利用客は一番大和八木と伊勢市の間が一番混雑する。そのため、カフェカーの利用客も多く席に座るために並ばないといけないのではと考え、伊勢市発車後にカフェカーに行くこととした。実際、乗車前にブログなどで確認してみるとカフェカーが混雑していたので並ばなければならなかったという記事をいくつか拝見した。自分の座席は超快適なプレミアムシート。カフェカーのために並んでいては勿体ない。極力ならばないようにするためにはと考え、このタイミングを選択した。実際、この選択は正しく、カフェカーはかなり空いていた。自分たち以外に2組ほどの利用があっただけだった。コロナ禍の今、感染症対策で座席の数が減らされていたので、いつもに増して混雑が激しくなっていたことだろう。そこで、混雑を避けたタイミングでのカフェカー利用と言うのは必要不可欠である。ただし、ラストオーダーの時間が決められているので注意しておくこと。

 ちなみに個室ではカフェカーで提供される食事をカフェカーに行かなくても食べることができるほか、「海の幸ピラフ」はプラスチック製容器に入れてもらうことで座席に持ち帰って食べることもできるようだ。

 

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海の幸ピラフ

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松坂牛御膳

 カフェカーにて海の幸ピラフと松坂牛御膳を注文し、同行者と分け合った(同行者というのは家族)。特に海の幸ピラフは大人気メニューで我々の注文で売り切れたようだ。それもそのはず、伊勢名物の伊勢エビなど伊勢で捕れた海産物をふんだんに使用している。一方の松坂牛御膳は松阪牛を使用した牛丼だが、そのお肉の柔らかさと味は今でも思い出すとよだれが出てきそうである。

 現在ではほぼ消滅してしまったと言っても良い食堂車、近鉄ではスナックコーナーと呼んでいたようだが、かつては一般的だったものが消滅により観光特急での非日常として味わうことができる。おしぼりにしてもしかり、近鉄らしさと新しさがうまい具合に調和している気がする。

 

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洋風個室

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和風個室

 カフェカーから戻る際、個室の方が既に下車されており、個室内を覗くことができた。個室はかなり人気が高く、3人以上で利用が可能となる。洋風個室と和風個室の二種類があるが、和風個室の方が人気が高いのだとか。

 

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サロン席

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サロン席

 サロン席も設置されている。欧州の列車のような雰囲気のコンパートメントタイプの座席となる。このサロン席は4人以上で利用でき、個室料金などは不要なので大人数での旅行の際は特に便利だ。

 

 さて、列車の方は宇治山田駅から鳥羽線に入る。鳥羽線は歴史的経緯から近鉄の中でも比較的新しい路線であり、比較的高速での運転が可能である。丁度、食事が終わるころには鳥羽線の終点の鳥羽駅に到着した。

 鳥羽駅からは志摩線となる。鳥羽駅を発車後、鳥羽水族館ミキモト真珠島が横目に見える。志摩線の方は戦前からの路線を引き継いだという歴史的経緯から至る所に急勾配や急カーブがある。高速走行していた鳥羽線とは大きく異なった雰囲気の路線となる。志摩スペイン村最寄りの鵜方に着くと次は終点の賢島に到着する。

 京都駅から賢島まで約2時間半。車内でくつろぎ、流れゆく景色を眺め、カフェカーで食事をする。本当にあっという間の時間だった。座っていたプレミアムシートはかなり快適でいつまでも座っていたいと思わせてくれるような座席だった。私自身、これまで様々な列車に乗ってきたと思うが、快適さに関しては私がこれまでに乗車した中で一番だと思う。と言いつつも、グリーン車の乗車経験はそこまでないし、グランクラスも乗ったことがないので、貧乏旅が中心の私は比較するデータが少なすぎるようなきもするが…。

 

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株主優待

 加えて、しまかぜの特急料金は安いという点があげられる。近鉄そのものの特急料金が安いということもあり、京都から賢島まで運賃を加えて5680円で利用することができる。ちなみに私は近鉄の株主の沿線招待乗車券を利用したので、実際は更に安く利用している。

 

 観光特急しまかぜ。近鉄の伝統と新しさが上手くミックスされており、近鉄特急史上最高の旅を楽しむことができる。今後のしまかぜの活躍と近鉄特急の躍進に期待したい。

 

※この記事は試験的にいつもとは異なり日記調で書きました。好評であれば、今後の方針として日記調で書いていくことも検討しております。なお、「しまかぜ」に関する記事は従来と同じ書き方で書いた記事も公開することを予定しております。

【島根】一日で松江市内をぐるっと観光する! 2020/8/5-7 島根⑤

松江市は山陰地方で最大の町で、島根県の県庁所在地でもあります。松江市のシンボルである松江城は全国に12城しか残っていない現存天守の1つです。また、宍道湖や中海が連なり、更には川が町中を流れるという水景が優れた町としても知られており、「水の都」と呼ばれることもあります。

町の中心には松江城があり、松江城を中心に観光すると松江の美しい町並みを楽しむことができます。

 

目次

 

松江は各地からのアクセスが良好

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松江駅に乗り入れる「サンライズ出雲

観光の拠点となる松江駅には岡山駅を発着する「やくも」のほかに山陰地方を走る「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」、更には東京駅から直通する夜行列車の「サンライズ出雲」など数々の特急列車が乗り入れます。また、今年の9月から運行を開始した「WEST EXPRESS 銀河」も乗り入れるなど、各地からのアクセスは意外と便利です。

 

松江市内の観光には「ぐるっと松江レイクラインバス」が便利

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ぐるっと松江レイクライン

松江駅から松江城があるエリアへは少し距離があり、また観光スポットを移動するのにも便利なのが松江市営交通局が運行する「ぐるっと松江レイクライン」。運賃は均一210円ですが、520円で一日中乗り放題になる一日乗車券もあります。

バスは写真のようなレトロ調のものが使われています。

 

国宝に指定されている松江城天守を見学

 

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松江城天守

松江城は江戸時代、松江藩の政庁として出雲地方の経済活動の中心でした。山陰地方唯一の現存天守であり、国宝指定されている5城のうちのひとつとしても知られています。明治初頭には廃城令により解体する予定でしたが、地元の有志によって天守が買い戻され、解体を免れることとなりました。

 

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堀尾吉晴

天守の入り口には松江城を建造した堀尾吉晴公の像があります。1607年に築城が開始され1911年には落城していたとされています。

ちなみに1638年に松平直政が入城していますが、この松平直政松江藩主になる前は松本藩主であったということで、松本城とも関連があるんですね。私は武将は専門外なので…間違っていたらゴメンナサイ

このブログでも松本城について紹介していますので、合わせてご覧ください。

miyakoji-cityliner.hatenablog.com

 

松江城内部の見どころ

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松江城の鯱は左右で大きさが違うが大きいほう(俗に雄)は2.08mあって現存する木造の鯱の中では一番大きいそうです。天守を見学する際は地階から入るのですが、入ってすぐのところにあります。

 

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松江城の築城年の記された祈祷札

2012年に再発見された、松江城の築城年の記された祈祷札で、「慶長拾六年」の記載があり、松江城天守の完成時期を示す貴重な一次資料となり、この祈祷札の発見が国宝指定につながりました。天守地階の柱に掲げられていたことが判明しました。写真は天守内に展示されているレプリカです。

 

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井戸

お城の中に井戸があるのはかなり珍しいのだとか。こちらも入ってすぐのところにあるのでお見逃しなく。

 

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階段と通し柱

階段は桐が使われています。また、戸締まりのための管理用、あるいは籠城用のものと考えられている引き戸があります。

松江城を築城していたころには日本全国で多くの城が同時に築城されていたことから、木材が不足していました。中心の大きな柱に使えるような木材は手に入らなかったので、心柱を使わない2階分の短い通し柱を配置して天守を支える構造となっています。写真左の柱は下の階に繋がっていませんが、右奥の柱は下の階に繋がっていることがわかります。この2階分の短い柱のことを通し柱というそうです。

 

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包板

天守を支える柱には、一面だけ、あるいは二面、三面、四面に板を張って鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留められている物があります。この柱を覆う板を「包板(つつみいた)」と呼びます。天守にある総数308本の柱のうち130本に施してあり、割れ隠しなど不良材の体裁を整えるためのものと考えられています。

 

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箱便所

4階には西側大破風の内側を利用して藩主用の箱便所がおかれていたといわれています。天守内に便所が設けられていたのは珍しいといいます。

 

松江城の敷地内にある興雲閣

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興雲閣

興雲閣は、松江市松江市工芸品陳列所として1903年に9月に建設されました。 当初、明治天皇の行在所に使用する目的でつくられたため、装飾・彫刻を多く用いた華麗な仕上げになっています。

入場は無料ですので、松江城を見学する際には合わせて楽しむことができます。

www.matsue-castle.jp

 

松江城の基本情報

名称 松江城
天守入場時間 午前8時30分~午後6時30分(受付終了  午後6時)
※10月1日〜3月31日は午後5時まで(受付は午後4時30分まで)
本丸入場時間 午前7時~午後7時30分
※10月1日〜3月31日は午後5時まで
天守入場料 大人680円、小中学生290円
HPアドレス

国宝 松江城ホームページ (matsue-castle.jp)

 

松江城の周りをぐるっと一周 堀川めぐり遊覧船

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堀川めぐり遊覧船

松江城のお堀は内堀、外堀とともに大部分が埋め立てられず残っていますので、その堀を利用して遊覧船が運行されています。

船頭さんに案内してもらいながら城下町松江の風景を楽しむことができます。

 

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堀の至る所に橋がある

お堀ですので、堀の中と外をつなぐための橋が至るところにあります。もちろん、お堀は外部から城を守るために作られているので、船が通るという想定はされていません。そのため、橋がかなり低い位置にあることも。船が通過する余裕がない橋の下を通過するときは船の天井が下がります。

 

料金設定は1日券のみで大人1500円、子供(小学生)800円。1日中乗ったり降りたりすることができます。乗船場は3つあるので、松江市内の観光の足としても利用できます。

www.matsue-horikawameguri.jp

 

松江は妖怪小説で有名な小泉八雲由来の地

小泉八雲は怪談「耳なし芳一」や「雪女」の作者として有名であり、また松江は八雲が日本で一時期在住していた地で、小泉八雲の妻である小泉節子の出身地でもあります。

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小泉八雲が執筆する際に使った机

松江城の堀のそばに立つ小泉八雲旧居は一般に公開されており、小泉八雲が約5カ月間を過ごしたときのままの状態で保存されています。国の史跡にも指定されています。

 

また隣には小泉八雲記念館も併設されていますので、小泉八雲の生涯や作品について詳しく知ることができます。

小泉八雲という名前を知らない方でも、かなりの数の怪談小説を世に送り出していますので、一度は彼の作品に触れたことがあると思います。松江観光の際にはぜひ訪れておきたい観光スポットのひとつです。

www.matsue-castle.jp

www.hearn-museum-matsue.jp

 

武家屋敷のスタイルを今に伝える、松江城下の武家屋敷

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武家屋敷の内部

小泉八雲旧居などが立ち並ぶ塩見縄手には武家屋敷が保存されています。

武家屋敷とは主屋、長屋門・塀などからなる、江戸期の面影を今に伝えています。塩見縄手の由来となった塩見小兵衛も住んだとされています。

1733年の大火の後、再建されたもので、2016年には解体修理が行われています。

www.matsue-bukeyashiki.jp

 

まとめ

松江は松江城を中心とした城下町のスタイルを今に残す町として知られています。

天守閣が現存する松江城はもちろん、歴史や城下町の雰囲気を感じる町として是非訪れてみてください。

明けましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

 

2021年が始まりました。昨年は本来オリンピックが開催されるはずであり、丁度1年前には誰がこんな状況になると予想できたでしょうか?もっとも、コロナ自体は1年前には既に武漢で流行していたわけで、このような世界的なパンデミックについては危惧することはできたわけですが、それでも対岸の火事ということで、まさかまさかの展開でした。日本での第1波流行時は段々と感染者数が減少していくと思われていましたが、第2波、第3波と更に感染者数が増加していき、今後の見通しが全く立たないという、どうしていけばいいのか全く見当がつかない状況に陥ってしまっています。医療現場が頻拍した状況に置かれているのは周知の事実ですが、感染症拡大防止のための自粛が求められ、様々な産業に大きな影響をもたらしています。

 

さて、正月早々からこのような暗い話題はさておき、この「鉄道ファンが行くお出かけ雑記」は昨年の3月より運営を開始しました。旅行ブログではありますが、旅行に関する様々なことにフォーカスし、また鉄道ファンの目線から鉄道と旅行の関りや鉄道を利用した旅行などの魅力を紹介していくブログを目指して開設しました。管理人が未だ学生であり、学業の方との両立との難しさもあり、自粛期間後は更新が月に1回程度とかなり少なめではありますが、楽しんでいただけていたら幸いです。

現在は私の旅行記を元に各観光地やそこへのアクセス列車を紹介することがベースとなっていますが、今後は私の考察などを含めながら、唯一無二のブログができていければなと思います。

 

最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【失敗談】観光地は早く閉まる。いくら神社でも閉まる時間がある。

過去にこんな記事を投稿しました。

miyakoji-cityliner.hatenablog.com

引退間近の近鉄12200系に乗ってきたという記事です。近鉄12200系は今でも刻々とその車両数を減らしつつあるので、早めの乗車をお勧めします。来年の春には完全に引退してしまうそうです。それはさておき、本題はそこじゃないんですね。

 

私は近鉄12200系の特急に乗車し近鉄奈良駅まで向かったというわけですが、それは何と言っても放課後。学校が終わってから近鉄12200系に乗りたいがために奈良へやってきたわけでした。夜も遅いので、JR奈良線に乗ってトンボ返り...と仕様と思いましたが、折角奈良に来たのだからそれは勿体ない、鹿でも見て帰ろうということになったのでした。

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奈良公園の鹿

奈良公園の鹿は767年の春日大社創建の際に、その由来で主神の武御雷命(たけみかづちのみこと)が鹿島神宮から遷る際に白鹿に乗ってきたとされ、以来、神の使いとして知られています。

 

そんな鹿を見ていると今度は春日大社へ行きたくなってきた!ということで春日大社へ足を運ぶことに。

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春日大社の一の鳥居

徒歩25分ほどで到着。ここから参道を歩いてご本殿に向かいます。

 

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参道

日没時間も過ぎていますし、参拝客もそこまで多くありません。少し心細い気分になりながらも、ご本殿へ向けて歩き続けます。

 

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萬葉植物園

萬葉植物園はもうすでに閉まっていましたが、私の目的はご本殿の参拝ですので、そんなの関係なし。歩き進めます。

 

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ご本殿までもうすぐ

明かりの見えるところがご本殿の入り口。あと少しです。

 

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ご本殿の前に到着

ご本殿まであと少し、というところですが鳥居の前に怪しげな看板が...

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「御本殿は閉門いたしました」

御本殿は閉門しましただって?進入禁止?!

いやいやもう、神社だから夜でも参拝できると思っていましたよ…とんだ間違いでした。折角ここまで30分以上かけて来たのに、後戻りですよ。参拝すらできずに。入ろうと思えば入れましたが、流石にそれはまずいので戻ることに。コロナの影響で普段より早く閉まるってね。

 

いくら神社でも閉まる時間があるんですね。知らなかった。それに観光地って大体日没してしまうと閉まってしまう施設が多いですよね。反省、猛反省です。春日大社はまたの機会にリベンジしましょう。奈良なんてすぐに行けますし。

 

 

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ところで帰り際に感じの良さそうな建物が参道沿いにあることを発見しました。そこで写真にパチリと収めておいたのですが、門の周りに木があるので全く感じが良さそうに撮れていませんね。これも反省、と言いたいところですが、この建物が何なのかご存じの方はコメントよろしくお願いします。

【30分に1本】大阪市内のローカル線、南海汐見橋線に乗ってきた 2020/9/28②

大阪のミナミの繁華街、難波と和歌山県を結ぶ南海電車和歌山市内へ至る本線と高野山へ至る高野線の二つの系統があります。前回、南海高野線を利用して高野山観光するという記事を投稿しましたが、そんな観光路線としての高野線とはまた異なった姿に迫ります。

 

まだ高野山観光の記事をご覧になっていない方はぜひご覧ください。

miyakoji-cityliner.hatenablog.com

 

目次

 

南海高野線の始発駅はなんばじゃない⁈

なんば駅。そこは南海電車ターミナル駅で、毎時沢山の列車が発車していきます。

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なんば駅を発着する「ラピート」

 

和歌山市内へ至る南海本線以外にも高野山方面への高野線の列車もこのなんば駅を発着します。

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南海高野線相互直通運転をする泉北高速鉄道の車両

 

ところが、南海高野線の始発駅は難波ではないことをご存じでしょうか?ここまで聞いて、南海のことに詳しい方なら南海本線高野線が分岐する岸里玉出駅なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、それも不正解。でも、岸里玉出駅にヒントがあります。

 

岸里玉出駅を発着する汐見橋線

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岸里玉出駅汐見橋線ホーム

難波駅から約6分。南海本線から高野線が分岐する岸里玉出駅に到着します。ここからは高野線だけでなく、大阪市浪速区にある汐見橋駅に至る路線、通称汐見橋線が分岐しています。

通称としたのはこの路線の正式名称は高野線だから。ホーム上の番線表示を見ると緑色の高野線仕様の物です。

そう、この汐見橋線こそが、高野線の起点へ至る路線ということになります。

 

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汐見橋線で使用される2200系電車

汐見橋線で使用されるのは2200系電車。「天空」に使用される車両と同じ形式の車両になります。「天空」の方は大規模な改装工事が施されていますが…。

2200系電車について軽く復習しておくと、かつて高野山へ至る急行列車に使用されていた22000系電車を改造した車両。現在では2230系と共に支線区間で活躍している車両です。

 

9分で終点、汐見橋駅に到着

岸里玉出駅から汐見橋駅までの所要時間は9分。私が乗車したのは平日の夕方。黄昏時の大阪市内を会社帰りのサラリーマンたちを乗せて走ります。夕ラッシュの時間にあたる時間ですが、混雑と言った様子はなく椅子が大体埋まる程度。立客はいませんでした。大阪の下町の風景の中をゆったりと駆け抜けていきます。

 

高野山への玄関口であった汐見橋駅

汐見橋駅は1900年に高野鉄道が大小路駅(現在の堺東駅)から延伸した際の終着駅にあたる道頓堀駅として開業しました。1901年には汐見橋駅に改称され、それ以来120年に渡って汐見橋駅として人びとに利用されてきたわけです。高野鉄道は高野山への参拝を目的として建設された路線ですから、汐見橋駅高野山への玄関口ということになります。

ところが、この汐見橋駅に大きな変化が生じたのは1985年の大阪市の立体交差事業。立体交差事業の実施後は線路が分断されたため直接高野線本線に乗り入れることが不可能となり、それ以後高野線本線は難波駅から岸里玉出駅まで南海本線を経由して極楽橋に乗り入れる列車のみとなりました。このためこの汐見橋駅から岸里玉出駅までの区間運転の列車だけとなりました。

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汐見橋駅のプラットホーム

汐見橋駅のホームは1面2線の島式ホームですが、かつては貨物専用ヤードまであったとか。かつての繁栄ぶりを思わせます。現在の南海では貨物扱いは消滅しています。

 

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駅舎の外から

駅舎は日没後でしたのであまりよくみることができませんでしたが、鉄筋コンクリートの無機質な駅舎。高野山へのターミナル駅とは思えないほどの無機質っぷりですが、要所要所に古さを感じさせてくれます。

 

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駅舎内の様子

駅舎内の第一印象は屋根が想像以上に非常に高いということです。自動改札の上には昭和30年代の名所案内の地図がごく最近まで残っていたということですが、老朽化により撤去されてしまったということでした。

ターミナル駅だというだけあって、これから旅に行くぞという気分にさせてくれているように感じるのは私だけでしょうか?ま、このときは高野山からの帰り道でしたので、帰ってきたという安心感さえ与えてくれていたように感じたのですが。

 

今後どうなる⁉汐見橋線の未来

新大阪駅JR難波駅や南海の新今宮駅を結ぶ「なにわ筋線」計画での、構想当初の南海との接続駅はこの汐見橋駅の予定でした。それによると、汐見橋線木津川駅汐見橋駅間が地下化され、汐見橋駅の北側で東に曲がってなにわ筋の地下へ至ることになっていました。南海のターミナル駅として久々に活躍する未来に期待されましたが、接続駅が新今宮駅に変更されたことにより、汐見橋線自体の存続が危ぶまれています。しかし、2018年には南海側から廃止の計画はないとの発表があり、沿線の活性化も試みられていることから、汐見橋線の未来に注目していきたいですね。

 

大阪の下町の風景を今に残す汐見橋線。機会があればぜひ乗車してみてください。

 

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