明石で明石焼きを食べて観光する
※本文中の情報は取材日のものです。できるだけ最新の情報に更新するよう努めてまいりますが、お出かけの際には各自で最新情報をお調べいただきますようお願い申し上げます。
山陽明石駅から徒歩数分で400年の歴史があるとされる「魚の棚商店街」に出ます。ここでは瀬戸内海で水揚げされる「明石鯛」や「明石ダコ」など魚介類を多数販売する市場になって地元の人と観光客で混雑しています。数ある魚屋の間と共に存在感を発揮するのが「明石焼き」屋。明石に着いたのはちょうどお昼時。価格帯は12個から15個で500円から1000円程度です。「明石焼き」を食べられるお店はいくつかあるので、価格や混雑具合を見てお店を選ぶのが良いと思います。
さて、明石焼きとご対面。見た目はソースのかかっていないたこ焼きのようです。
中にはタコの切り身が一つずつ入っており、右側にある出汁の中につけてから食べます。
私のおすすめの食べ方は1つ目は出汁につけずにそのまま明石焼きそのものの食感を楽しみます。2つ目は薬味を入れずに出汁をつけて口の中に旨味がジュわっと広がるのを楽しみます。3つ目以降は出汁に薬味を入れて味の変化を楽しみます。これが私流の食べかたです。
とろけるようなふわとろ食感で卵と出汁とタコの組み合わせがたまりません。
明石にお出かけの際は食べてみないと損する絶品です。
明石焼を食べたあと、散歩がてらに明石港へ。南の方に向かって少し歩けば海が見えてきます。
明石港は漁港なので、漁船を沢山見ることが出来ます。
海の向こう側は淡路島です。淡路島岩屋港と明石港を結ぶフェリー「まりん・あわじ」もやってきました。淡路シェノバラインという会社が運営しており、所要時間は13分、大人500円、小人250円、手荷物(自転車・小動物)220円です。
私が幼少期の頃に明石淡路フェリー(通称:たこフェリー)に乗船して淡路島へ渡ったことを思い出しました。今思えば、自家用車をフェリーに積み込むというかなり貴重な経験をしたと思います。現在、明石ー淡路島で船を運行しているのはこの淡路シェノバラインだけです。
1621年に小笠原忠真が明石浜を浚渫し明石港を造り、港の入口にあたる波門崎に石壁を築いて港を改修しました。現在の明石港には1657年頃に5代藩主松平忠国によって造られたという旧灯台(波門崎燈籠堂・はとさきとうろうどう)が残されています。この旧灯台は国の登録有形文化財に指定されており、現存する日本の旧灯台のうち、設置年代は2番目に古く石造では最古で、1963年に港が改修工事を行うまで現役で活躍していました。
しかし、観光資源化されておらず県と市が一体的な整備を行わないといけないためか問題になっているそうです。現在、フェンスで囲われているだけでごみの不法投棄や落書き、車の不法駐車などが絶えないようです。
燈台よりも前に新たな埠頭が増設されたので波門崎燈籠堂は役目を終えることになったのでした。灯台の周りは当時とあまり変わらない感じで放置されているようです。
世界最大のつり橋として知られている明石海峡大橋の全景を眺めることができます。全長3,911 m、中央支間1991mです。本州と四国を結ぶ3本の本州四国連絡橋(本四架橋)ルートの一つ「神戸淡路鳴門自動車道」の一部として供用されています。
青空に映える明石海峡大橋。こちらからは夕日は逆方向になるので眺められませんが、朝日なら見ることができますね。