鉄道ファンが行くお出かけ雑記

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【おすすめ】歴史を学び未来を考える舞鶴探索記 2020/6/7 舞鶴①

※本文中の情報は取材日のものです。できるだけ最新の情報に更新するよう努めてまいりますが、お出かけの際には各自で最新情報をお調べいただきますようお願い申し上げます。

皆様お久しぶりです。約1ヶ月ぶりの更新となります。学校再開後、予想以上の多忙さに更新が停滞しておりました。今後もこんな感じで急に更新頻度が低下することもあるかもしれませんが、ご了承を。

 

さて先月の6月7日、新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛期間を終え、久しぶりの羽を伸ばす先として選んだのが舞鶴京都府民である私にとって舞鶴は府内の移動となりますし、前々から訪問してみたいとおもっていたところでもありました。

 

目次

 

舞鶴ってどんなとこ?

京都駅から特急「まいづる」号で約1時間半。終点の東舞鶴駅に到着します。

舞鶴は東舞鶴と西舞鶴という歴史的にも地理的にも大きくかけ離れた二つの町があります。西舞鶴室町時代から安土桃山時代にかけて丹後の国府として発展し、その後は田辺城の城下町として発展した関係で数多くの史跡が点在しています。一方の東舞鶴は江戸時代までは浜村で漁業を中心とした田舎町でありましたが、明治時代に日本海側唯一の軍港として舞鶴鎮守府が設置されたため旧海軍にまつわる施設が数多く残されています。現在でも海上自衛隊の基地が設置されています。

今回は家族全員で舞鶴観光をした都合上、京都縦貫道で舞鶴に向かいました。

 

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海上自衛隊の船舶が目に留まる

舞鶴の町へ着くと舞鶴港に停泊する数々の自衛隊の船舶が目に飛び込んでくるのではないでしょうか?ねずみ色一色に塗装され船首には数字が大きく書かれたその姿。自衛隊の船って普段あまり見ることが無いと思いますが、舞鶴に行くと必ずと言っていいほど自衛隊の船舶を見ることが出来ます。

 

赤れんがパークで明治時代にタイムスリップ

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まるでタイムスリップしたような光景だ

東舞鶴駅から徒歩15分。海上自衛隊の横には赤レンガの倉庫群が立ち並びます。明治時代から大正時代にかけて建造されたこれらの建物は、旧海軍の倉庫として使用されていました。

12棟あるこれらの倉庫群のうち1から5が舞鶴市、6から8が日本国、9から12が海上自衛隊の所有で今でも現役の倉庫として活用されており、海上自衛隊の所有の物以外が国の重要文化財に指定されています。

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倉庫群に線路が引き込まれていた

東舞鶴駅から倉庫群のある中舞鶴までは中舞鶴線という国鉄の路線がありました。この中舞鶴線は軍事目的の強い路線で舞鶴鎮守府の兵員と軍需資材の輸送を目的として1919年に建設されました。戦後は特殊貨物輸送で賑わいを見せたが、その後に国道が整備され、輸送量は減少、国鉄も鉄道の使命は終わったものとし、1972年に廃止されました。

その中舞鶴線の名残が倉庫群にあり、倉庫内に引き込まれている線路は京都や大阪から運ばれた資材を倉庫内に運びこむために使用されていました。

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倉庫内に線路が引き込まれている様子

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屋根に設置されているクレーン

貨車で運ばれてきた資材はすぐにクレーンで吊り上げられるような構造になっています。

 

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赤れんがパーク内に保存される入れ換え用機関車

赤れんがパークではこの赤れんが倉庫群で活躍した入れ換え機関車と中舞鶴線についての資料が展示されているので要チェックです。

 

 

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明治時代に建造された倉庫

明治時代に建造された倉庫はヨーロッパから輸入した技術をふんだんに使用した作りになっています。屋根の下や窓上などに注目していただくとよくわかると思いますが、装飾がされていることがよくわかります。

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大正時代に建造された倉庫

大してこちらが大正時代に建造された倉庫。先ほどの写真と比較していただくとよくわかると思いますが、屋根下の装飾などが少なくなっており比較的シンプルな構造をしていることがお分かりいただけると思います。これは少しでも予算を使わないように建設した結果なようでして、明治時代から大正時代に時代が変わり日本も近代国家として大成していくなかで現れた変化だそうです。

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れんがの表面に花形の押し印のようなものが見られる

舞鶴鎮守府を建設するにあたり日本全国かられんがが集められました。これだけのれんががあったとするといくつか不良品が混ざっていてもおかしくないのですが、製造所ごとに押し印を決めてそれをれんがの表面につけることでどこの製造所のれんがか一目で分かるようにしたそうです。写真の花形の焼き印は大阪の堺のものなんだとか。

 

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ところどころ黒くなっているところが見受けられる

赤れんが倉庫を見ると少し表面が黒ずんでいるところが見受けられると思います。これは経年劣化によるもの…ではなく太平洋戦争の頃、赤れんがだと上空からよく目立ってしまい爆撃の標的にされないように黒く上から塗っていたそうです。兵器などを収納している倉庫が爆撃されると大変なことになりますからね。戦後、その塗装は落とされ今のような赤れんが姿に復元されたのですが、一部塗装が落ちずに残っているそうです。それが写真の黒ずみの原因となっているわけです。

 

 

基本情報
名称 舞鶴赤れんがパーク
所在地 京都府舞鶴市字北吸1039番地の2
電話番号 0773 66 1096
休館日 12月29日〜翌年の1月1日(設備の保守点検整備又は施設工事により休館することがあります)
開館時間 午前9時〜午後5時まで(ただし、夜間に賃館利用のある場合は午後10時)
料金 大人410円(団体:310円) 大学生・高校生200円(団体:100円)
駐車場 赤れんがパークの西側150mの位置にあります。護衛艦「しらね」主錨が目印です。
HPアドレス https://akarenga-park.com/index.html

 

昼食はこれで決まり!海軍カレー

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海軍カレー

舞鶴に来たらお昼ご飯はやはりカレーです。ちなみに海軍カレーはどこでも基本同じ味、海自カレーは艦艇によって味が少し違うそうですよ。舞鶴は肉じゃがも有名ですので肉じゃが丼もお昼には最適ですね。

 

舞鶴赤れんがガイドツアーで限定公開の倉庫群を見学

舞鶴赤れんがガイドツアーが毎週土日に開催されており、ガイドによる解説を聞きながらそのツアーに参加すると限定公開の施設を見学できます。

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国所有の倉庫を見学する

舞鶴市所有の第1棟から第5棟までは赤レンガパークとして整備されているのですが、国(文部科学省)が所有している第6棟から第8棟までは手つかずのまま残されています。

このツアーでは特別にガイド付き添いのもと、第7棟(だったはず)を見学することが出来ます。

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倉庫の入り口

終戦後からそもままになっているためか「部外者乃立入禁止」の看板がなんとも古めかしい感じ。見た感じ廃倉庫って感じですね(そのまま)。ちなみにセキュリティーに関してはさすが国所有の物だけあって完璧。ボロそうな倉庫だからと言って勝手に立ち入ると自動で通報されるような仕組みになっているようです。

 

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第7棟の倉庫内の様子

倉庫内は前述の通り、現役当時そのままになっているようで真ん中には線路が引き込まれています。柱は木、壁は塗り壁と先ほどの倉庫とはまた大きく雰囲気が違うことが分かります。現役当時、この倉庫では水雷が保管されていたそうです。

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運ばれてきた水雷はここから2階に運ばれた

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2階に上がる階段

この倉庫には2階が設けられていてるのですが、床板の劣化により現在は立ち入ることができないとのこと。2階には沢山の水雷が保管されていたそうです。

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消火栓

倉庫内には消火栓が残っていたのですが、注目すべきは消火栓という文字の上の⚓(読み込めない方もいらっしゃると思いますが錨の絵文字を使用しています)のマーク。これは海軍を表す記号だそうでして、舞鶴ではこの錨のマークをたまに見かけることがあります。

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倉庫内にカビが生えている

現役当時そのままの様子で保存されているというのは貴重なことなのですが、砂地で近くには海があるという立地の都合上、庫内にはカビが生えてしまっています。貴重なものですので、もう少しきちんと整備していただきたいというのはやまやまです。カビが酷くなると一般人が今後入れなくなるということもありますので見学はお早めに。

 

レンガの壁がそびえ立つ!旧北吸浄水場を見学

ガイドツアーでは倉庫群の見学後は赤レンガパークを少し離れて北吸と呼ばれる地区へ向かいます。赤レンガパークから北吸までに至る道は舞鶴線の支線であった中舞鶴線廃線跡を通ることになります。道沿いには防空壕などといった施設の跡もいくつか見ることが出来ます。

 

途中、自衛隊の官舎があるところのすぐそばの道を左に曲がり坂を上っていきます(どこで曲がるのか写真を撮っておけば良かったですね)。

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自衛隊の船舶を見下ろすことができる

この坂を上るとなんと、自衛隊の船舶を上から見下ろすことが出来るのです。一般人が自衛隊の船舶を見下ろせるというのは日本全国ここだけだそうでして、日本全国から自衛隊マニアの人たちが多数集まるのだとか。

 

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旧北吸浄水場

坂を登りきると、れんが造りの建物が見えます。これは旧北吸浄水場といって、海軍が1901年の舞鶴鎮守府開庁に向けて、軍港内の諸施設と艦艇用に大量の飲料水を確保するために建設されました。坂の上に建設されたのは防犯(飲料水に毒薬を入れられないようにするため)と、素早く船舶に給水するためだからだそうです。

 

このガイドツアーではこの旧北吸浄水場の内部を見学することができるのです。通常は非公開ですので、なかなか貴重な経験をすることができますよ。

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旧北吸浄水場の内部の様子

中に入ってまず初めに目に留まるのは、ずらっと奥まで立ち並ぶ壁ではないでしょうか?これは水が澱まないための工夫だそうで、水の流れを作ることで雑菌の繁殖を防ぐ狙いがあるそうです。先人の知恵の凄さを感じさせます。

 

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見学ツアーでは貯水池の下部に降りることができる

私の参加したツアーでは現役当時、水が貯水されていたところに降りて見学することができます。インスタ映えスポットとして有名で(私の撮影した写真の中には一枚も映えている写真はなかったです泣)、これを目当てにしてこのツアーに参加される方も多いようです。

写真の場所は、貯水池に貯めるための水が写真に写っているパイプを通って落ちてくる場所のようです。左上の板が水が貯水池の限度を超える無いようにするための工夫なのだそうです。

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高い壁がそびえ立つ

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水が排水される場所

貯水池としての名残か、完全に水は抜けきっておらずところどころ湿っているのが特徴。こちらは給水のために貯水池から水が排出される場所のようです。

 

基本情報
名称 舞鶴赤れんがガイドツアー
開催期間 通年 土日祝
毎週木曜日(年末年始を除く)
時間 10:30~12:15頃[10:20集合]
料金 2,000円(小学生以下無料)
集合場所 赤れんがパーク2号棟(市政記念館)集合
立ち寄り場所 赤れんがパーク内(旧舞鶴鎮守府軍需部倉庫)・旧北吸浄水場配水池
アクセス お車でお越しの方:赤れんがパークの駐車場をご利用下さい。
募集人数 最大12名、最少催行人数2名、受付最少人数1名
募集期間 5日前までにご予約が必要です
※当日参加頂ける場合もございますので、参加の可否については直接お問い合わせ下さい。
お問い合わせ 0773-77-5400(当日連絡先:0773-66-1096) 
HPアドレス http://www.maizuru-kanko.net/spot/sightseeing/akarengatour.php

 

赤れんが博物館でれんがのことを知る!

赤れんが第一棟では赤れんが博物館として世界中のれんがが展示されています。世界唯一のレンガに特化した博物館だそうで、ヨーロッパからアジアまで世界各地のれんがが展示されています。時代や地域によってさまざまなれんががありますので比べながら見てみると面白いと思います。れんがの製法についても解説されていますので、ここに行くとれんが博士になったような気分になりますよ!!

※赤れんが博物館の写真は撮り忘れました。

基本情報
名称 赤レンガ博物館
住所 京都府舞鶴市字浜2011番地
電話番号 0773-66-1095
HPアドレス https://akarenga-park.com/facility/facility_01.html
営業時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休業日 12/29~1/1
料金 一般:400円 / 学生:150円 (団体割引300円)
・赤れんが博物館と引揚記念館の共通券があります(600円)
トイレの有無 有り

 

大迫力!海軍ゆかりの港めぐり遊覧船に乗って自衛隊の艦艇に急接近

護衛艦や造船所など海軍にゆかりのある場所を海の上から眺めることが出来ます。

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遊覧船に使用される船

私が乗船したのはこちらの交通安全協会が運行する新型船「まいづる」。冷暖房完備ですので、真夏や冬の時期でも安心です。

 

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遊覧船に使用される船は二隻ある

舞鶴湾遊覧船もこの港めぐり遊覧船に使用されているそうです。こちらの船は舞鶴湾の島々へのアクセス用として建造されたのだとか。

 

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イージス艦

この港めぐり遊覧船の最大の魅力は、なんてったって大迫力の自衛隊の艦艇の数々。遊覧船自体は小型の船ですが、それの何十倍もの大きさの艦艇に急接近します。見上げるような大パノラマを堪能することができます。

 

 今回、私が遊覧船の乗船中に撮影した写真(ブログに未掲載のものを含む)を以下の動画にまとめております。船に遊覧船に乗船すると動画のような大迫力の自衛艦を堪能することができますよ!沢山の艦艇が登場しますのでぜひご覧ください。


【舞鶴】「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」に乗ってきた

海軍ゆかりの港遊覧船の乗船料金は大人:1,300円(税込)、3歳~12歳:700円(税込)、2歳以下:無賃です。

 

舞鶴引揚記念館でシベリア抑留について考える

読者の皆様もご存じのことかと思いますが、第二次世界大戦ソ連日本兵をシベリアに強制的に抑留し過酷な肉体労働に従事させていました。シベリアで抑留されていた旧日本兵たちが日本に引き揚げてきたのがこの舞鶴港でした。

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引き上げ当時のものではないが、引揚者たちはシベリアからこの地にある桟橋に到着した

その引き上げ者たちの証言や持ち帰ったものなどを中心に展示されている舞鶴引揚記念館があります。第二次世界大戦下での日本人の生活について紹介もありますが、なんといってもシベリア抑留について大変考えさせられる博物館であります。終戦後、シベリアをはじめとするソ連領内の各地へ連行された日本兵はマイナス30度を下回る厳しい環境で強制労働を強いられました。衛生環境や食料事情も悪く、飢えや病気によっておよそ6万人が命を落としました。収容所によって大きく環境が違ったようでソ連国民との交流があった収容所もあったようです。しかし、同じ敗戦国であるドイツ兵と共に戦争によって大きな被害を被ったことからの復興に従事されたそうでした。ソ連の冬は大変に寒く、冬を越せずに亡くなってしまった方も大勢いらっしゃるそうです。また、抑留者には十分な食料が与えられず、スプーンなどの食器も自分たちで作らなければなりませんでした。わずかな黒パンやスープを仲間と分け合いましたが、日に日に痩せ細り、栄養失調に陥りました。

これまで、シベリア抑留という出来事があったということに関しては学校の教科書などで知る機会はありました。しかし、シベリア抑留中の環境について詳しく知り大変に衝撃を受けました。ぜひ、舞鶴に行かれた際には舞鶴引揚記念館を見学されることを強くお勧めします。

基本情報
名称 舞鶴引揚記念館
住所 京都府舞鶴市字平1584番地
電話番号 0773-68-0836
HPアドレス http://m-hikiage-museum.jp/
営業時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休業日 毎月第3木曜日(祝日を除く)、12/29~1/1
料金 一般:400円 / 学生:150円 (団体割引300円)
※ただし、舞鶴市内在住、在学者の学生は無料
・赤れんが博物館と引揚記念館の共通券があります(600円)
トイレの有無 有り

 

筆者の舞鶴観光コース

私が舞鶴を観光した際に周った順番と時間をまとめたものです。ご旅行の際の参考にしてください。

赤レンガ博物館(9:00)

↓ 所要時間約2時間

舞鶴赤れんがガイドツアー(10:30)

↓ 所要時間約1時間半

昼食・赤れんがパーク見学(12:00)

↓ 所要時間約2時間

海軍ゆかりの港めぐり遊覧船(14:00)

↓ 所要時間約30分

舞鶴引揚記念館(15:00) 赤れんがパークから車で移動

↓ 所要時間約1時間半

帰宅

 

 

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