【クセになる味】富山ブラックサイダー
富山県と言えば「富山ブラック」! ブラックラーメン、ブラックカレー、ブラック、ブラック…なんでもブラックと言えばいいようになんでもにブラックが付く気がします。もちろん、「富山ブラックサイダー」というのもあります。
それがこちらです。
その名の通り見た目は真っ黒。そういや、コカ・コーラも黒かったですね。
果たして、味の方はコカ・コーラのような感じなのでしょうか?
瓶の蓋を開けて、ぐびっと一発。醤油の味でした。まさに醤油を飲んでる感じ。
醤油を飲むって聞くとなんだか不味そうに聞こえてしまいますが、これまた飲みやすくてクセになる味なんですよね。くぴっと一発で飲んでしまえます。胡椒のスパイシーなフレーバーもプラスされ、サイダーの甘みと炭酸の爽快さが絶妙にマッチした、独特のテイストです。万人受けするという感じではなく一部の人を虜にしてしまうようなかなり異色のサイダーでもあります。
どちらかといえば、塩味のサイダーなので甘いお菓子に程よくマッチします。かき氷やアイスクリームにも合いそうですね。
この富山ブラック発祥はもともとラーメンから始まりました。富山ブラックラーメンは富山県で生まれたご当地ラーメンの一種です。
誕生は戦後まもないころ、肉体労働者や食べ盛りの若者のための昼食として、「ごはんのおかず」になるような濃い味付けをラーメンにしたのが始まりといわれています。
白飯に合うようにと、具はざく切りのチャーシューと塩辛いメンマ、そして、一番の特徴は、醤油ベースの真っ黒いスープ、大量にきかせた胡椒です。
総じて「塩辛い」味付けなのですが、スープは各店、「秘伝の工夫」がほどこされ、病みつきになる人があとを絶えません。
その味をサイダーとして再現したのが「富山ブラックサイダー」。このサイダーを飲むと富山ブラックラーメンを食べたくなるかもしれません。富山を訪れた際には「富山ブラック」をぜひ挑戦してみてください。