鉄道ファンが行くお出かけ雑記

鉄道ファンが旅行の魅力を紹介します!

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 鉄道ブログへ
ブログランキング・にほんブログ村へ

【Go To キャンペーン】今、この時期に旅行に行くべきか? 2020/8/5-7 島根①

※本文中の情報は取材日のものです。できるだけ最新の情報に更新するよう努めてまいりますが、お出かけの際には各自で最新情報をお調べいただきますようお願い申し上げます。

7月22日から開始された「Go To トラベル」キャンペーン。旅行金額が35%引きになるという旅行好きにとってはたまらないキャンペーンなのではないでしょうか?

さて、そんなキャンペーンが開催されている中で相変わらず猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。大都市圏を中心に新型コロナウイルスが広がりつつあるなかで「Go Toトラベル」キャンペーンを利用して沢山の観光客が地方に移動しても問題が無いのか、実際に観光地の人々や観光業に携わる方々にとって旅行に行ってほしいのか、これらについて実際に私が「Go Toトラベル」キャンペーンを利用して旅行に行ってきましたので、紹介していきたいと思います(旅行の詳細については後日、アップしていきます)。

 

目次

 

パック旅行を利用する!

ご存じの方も多いと思いますが、単なる移動は「Go Toトラベル」キャンペーンの対象外となります。つまり、鉄道の利用や高速道路料金などは35%引きの対象とならないわけです(と言っても、寝台列車は適用になるなど例外は一部ありますが)。

普段なら宿泊と観光地までの往復乗車券+特急券を別々に購入していますが、今回私が利用したのは旅行会社が発売するパック旅行。パック旅行は宿泊と観光地までのアクセスがパッケージになっているので、パック旅行を活用すると旅行代金に鉄道の利用が含まれかなり割引の対象になるわけです。しかもパック旅行の場合、「Go Toトラベル」キャンペーン割引前の価格でも通常の宿泊代金+交通費よりも安くなり、更にオプションなども追加出来て更にお得になります。

どのパック旅行を利用してどのような組み合わせ(乗車する列車や旅館など)を決定して申し込みを旅行代理店で行いました(私が直接申し込んだわけではなく、同行する家族が代理で申し込みました)。普段なら旅行代理店を通さずに旅行を申し込む人でもパック旅行にしないと損になるわけで、移動だけでは対象にならないという方針がたまたまなのかわかりませんが、旅行代理店にもメリットがあるという功を成した結果ですね。

 

旅行会社への打撃はかなり深刻

前述の通り、私が直接聞いた話ではないので恐縮ですが…コロナ禍の旅行会社への打撃はかなり深刻なようで、今年はオリンピックで旅行業への需要が高まると期待されていた中でのショックだったので打撃はかなり大きいようです。昨年同月よりもかなりお客様が減少しているようで、旅行代理店の方々も二日に一度の出勤になり、それに応じて(正社員でも)給与も減額を余儀なくされるなど旅行業への打撃がそれに携わる方々への生活へ大きく影響しているそうでした。

ただ、「Go Toトラベル」キャンペーンの適用開始によって徐々に客足が回復しつつあるそうで完全回復とまではいかないでも、少し期待が持てるとのことでした。しかし、東京都のキャンペーン除外やツアー旅行の中止、海外旅行が現実的に不可能であることなど不安視する点はまだまだ沢山あります。旅行会社にとって「Go Toトラベル」キャンペーンは需要の回復に向けて大きな希望と言えそうです。

 

観光地の現状

さて、気になる観光地の現状は…かなりガラガラという印象でした。本来ならかなり混雑していそうなところでも待ち時間なしで見学できまし、普段なら必ず他の人が写りこんでしまうようなアングルの写真でも入らなかったりと、かなりガラガラであることは感じさせられます。特に外国人観光客をほとんど見ないという点においてはかなり衝撃を受けました。

観光地に行くまでの交通機関もかなりガラガラといった状態で、前述のとおりパック旅行でしたので指定席を利用しましたが自由席もガラガラで指定席をわざわざ利用することもないのではと感じさせらられるような感じでした。また、観光地での交通機関(観光目的の路線バスなど)も普段は混雑していても、自分たち以外に他にお客さんが乗っていないといった状態でした。観光客向けの飲食店の利用もかなり低下しているようです。

実際に「Go Toトラベル」キャンペーンが始まるまでは観光客が0に等しいようでしたが、「Go Toトラベル」キャンペーンを利用して観光に来られる方が少しずつ増えてきているそうでした。しかし、オリンピックで想定していた需要にはまだまだ追いつかないようで、深刻な状況はまだまだ続きそうです。

 

「Go Toトラベル」キャンペーン以外に地方自治体が主催しているキャンペーンもある

あまり知られていないことかもしれませんが、「Go Toトラベル」キャンペーン以外にも地方自治体や温泉組合などが数少ない旅行者に対して、少しでも観光地にお金を落として行ってもらおうと、観光施設で使えるクーポン券を発行して観光客に配るなどの公的事業も行われています。自治体によっては観光業によってなりたっているような自治体もある中で、如何にして感染対策を講じながら観光業を盛り立てていくのか模索が続けられています。

今回、私が訪れたとある観光スポットではクレーン券が宿泊者に対して配布されていました。具体的には宿泊施設や観光施設で使える1000円クーポン3枚で、1000円単位を超える金額でしか使えないというものでした。例えば1200円の物を購入する際には1枚しか使用できず、200円は追加で支払わないといけないというもの。2000円分使ってお釣りをもらわないという使い方もできません。実際問題、1000円ちょうどの商品はなかなか無いのでたとえ少額であったとして小銭を支払う必要がありました。

一人3000円という額はかなり高額で観光地でしか使うことができないので、数少ない観光客しか訪れていなくても売り切れになっているお土産が多数見受けられたのが印象的でした。数少ない旅行者から少しでもお金を使ってもらうためにはどうすれば良いのか、かなりうまい戦略だなと感じたものです。

 

結論:旅行に行くべきか

今回の旅行を通じて、観光客が来ることに対して反対するような声は全く聞きませんでした。都市からコロナが持ち込まれる危険性があることから旅行客を嫌うような行動を取る人もいるのではないかと心配でしたが、そんなことは一切ありませんでした。観光関連に携わる方々としか話していないからかもしれませんが、観光に行くことに関して喜ばれるぐらいでした。ただ、その裏側にはこれ以上自粛が続くと持ちこたえられないという悲鳴があることも事実です。それを踏まえたうえで、「Go Toトラベル」キャンペーンの開始が時期早々だという声もありますが、今やらないと手遅れになってしまうという経済的にかなり危険な状態に旅行業自体がおかれていることから、感染が拡大していても政府が旅行に行くことを推奨することが理解できたように思います。

私なりの結論として「Go Toトラベル」キャンペーンを利用して旅行に行くべき...というより行っても問題はないと思います。政府も推奨しているわけですし、何より旅行業がこれ以上耐えることができないということもあります。それでも、観光に行く際にはしっかりと感染対策を講じて観光地にウイルスを持ち込まないという意識が何より大切です。検温や手指の消毒など施設側でも最大限の配慮がなさていますが、観光客側としてもマスクの装着などできる限りの対策は必要です。また、推奨されている旅のかたちとして同一県内など近場での宿泊を伴う外出というのも有効なのではと思います。

感染拡大に最大限に配慮しつつ、旅行を楽しんでいきましょう。

みやこ路のシティーライナーはにほんブログ村に参加しています

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 鉄道ブログへ
ブログランキング・にほんブログ村へ