【2019年のダイヤ改正で廃駅に】ヤナバスキー場前駅 2019/5/6 長野
※livedoorブログ「みやこ路のシティーライナー 鉄道日記」に投稿した記事を再編したものです。
ヤナバスキー場前駅は2019年3月16日のダイヤ改正をもって廃止されたJR東日本 大糸線の臨時駅です。
名前のとおりヤナバスキー場の前にありスキーシーズンのみ列車が停車していましたが、2016年度シーズンにヤナバスキー場の営業休止となり、それ以降当駅は事実上休止の状態が続いていました。営業再開の見込みが立たないことが理由で廃止に至ったというわけです。ただし、2013年度シーズンに同スキー場が営業休止になりましたが、当駅の臨時停車は実施されていました。
訪れた2019年5月時点では少し前まで臨時駅として廃止にはなっていなかっためか、使用できる状態になっていました。これが今では雑草に覆われてしまうのかもしれませんが...。
駅舎はプレハブになっていたようですが、最小限の設備はそろっていたようです。入り口の右側の窓の下にE127系や211系の帯色のようなものが見られますね。入り口はロープで封鎖してありますが、簡単に入れてしまいそうです。
駅舎に入るためには階段がありますが、冬場の雪が積もるシーズンには階段が見えなくなり、そのままフラットだったのかもしれません。近年は暖冬の影響でどうなっているのかは分かりませんが。
駅舎の側面
臨時駅であったせいか簡易的な駅舎になっていますね。一応簡易ながら自動改札機も装備されていたようです。ポスターなどもまだ貼られたままです。
見た目は駅として実際に機能してそうです。
駅名標は取り外されていた(臨時駅だったから営業時のみ設置していた?or廃駅になったときに取り外された?)のですが、ホーム上の大きな看板は残されたままでした。
「ヤナバス」だけ色が退色していますが、なにがあったのでしょうか?
駅舎の横には踏切があります。6両編成まで停車できるようになっているようです。シュプール号なんかも停車していたのでしょうか?
ちなみにこの駅からヤナバスキー場まで道路を渡り、徒歩で数分です。
踏切の方から眺めてみます。
雪の重みのせいか、柵が少し曲がっているのが分かると思います。
ホームは臨時駅にしてはしっかりした作りになっているような気がします。簡易に板で組んだホームでも良いような気がしますが、この地域は雪が降るのでしっかりしたホームでないといけないのでしょうか?
今ではどうなっているのかは分かりませんが、廃駅になって1ヶ月半ほど経過したヤナバスキー場前駅の紹介でした。