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【閉館しました】3月末で閉園した加悦SL広場に行ってきた 2020/3/29 加悦①

※本文中の情報は取材日のものです。できるだけ最新の情報に更新するよう努めてまいりますが、お出かけの際には各自で最新情報をお調べいただきますようお願い申し上げます。

先日は3月末で閉園するみさき公園について簡単ながら紹介しました。

miyakoji-cityliner.hatenablog.com

 みさき公園以外にも、3月末をもって閉園した施設があります。それが今回紹介する、加悦SL広場です。

 

目次

 

加悦鉄道とは

1926年に開業した、特産品の丹後ちりめん輸送するために作られた鉄道です。国鉄丹後山田駅(現在の京都丹後鉄道与謝野駅)から京都府与謝郡与謝野町(当時は加悦町)の加悦駅までを結んでいた鉄道です。また、大江山でニッケルが採掘されるとそれの輸送や精製工場への専用線も運行されました。しかし、地元住民が自家用車利用に変わったことやニッケル鉱石輸送終了に伴い、1985年に廃止されました。

加悦SL広場について

加悦鉄道では、明治・大正時代に製造された古典蒸気機関車をはじめ、「マッチ箱」と呼ばれる木造2軸客車、国鉄から購入した客車改造のキハ08形気動車など希少車・珍車の宝庫として知られ、多くのファンを集めました。会社側もやがて観光鉄道を目指すようになり、グッズ類の販売等にも力を入れるようになりました。

加悦駅の構内に休車となった蒸気機関車や木造客車を展示した事が始まりで1977 年に「加悦SLの広場」として営業を開始しました。
1996年には大江山鉱山跡の現在地に移転リュニューアルオープンしました。しかしながら、近年、展示車両や施設の老朽化により、3月末で閉園することになりました。

加悦SL広場に訪問

私は今回、加悦SL広場最後の週末である3月29日に行ってまいりました。5年ほど前に一度訪れたことがあったのですが、3月末で閉園することが決定したので最後にもう一度訪れようと思い訪問しました。

加悦SL広場は加悦鉄道の終着駅のまだ先の鉱山跡にあるため、鉄道からのアクセスが良くなく与謝野駅からバスに乗るかタクシーに乗るしかありません。そのため、今回は自家用車で向かうことになりました。駐車場は50台止めることが出来る大規模なものがあります。

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加悦SL広場の入り口

加悦SL広場の入り口は加悦駅を模したものになります。

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入場券は硬券を模したもの

入場料は400円です。入場券は硬券を模したもの。模様に加悦鉄道のマークが入っています。 

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重要文化財に指定されている2号機関車

中に入るとホームを模したところに蒸気機関車と客車が2両ずつ止まっています。

屋根付きの線路に止まっている方が国の重要文化財に指定されている2号機関車です。加悦SL広場には加悦鉄道で活躍した車両を始めとする約30両の車両車両については後日詳しく紹介します。

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転車台が真ん中にある

加悦駅を模した作りになっているので真ん中には加悦駅から移設した転車台があります。転車台を囲むようにして車両が展示されていました。子供向けの遊具の蒸気機関車が運転されており、それに乗ると転車台の中を通り抜けることが出来ました。

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給水塔

蒸気機関車にとって必要不可欠な水を給水するための給水塔があります。現在でも水が入っているのかは分かりませんが…。

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踏切

写真の踏切ではないですが、加悦鉄道保存会の方が他鉄道から譲り受けた踏切の警報装置が動態保存されています。カランカランという独特の音で、嵐電西院駅の踏切と同じような音がします。

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電車の台車

どの車両の台車か分かりませんが、台車が2つ置いてありました。釣りかけ駆動の台車と思われますが、ご存じの方がおられたらお教え願います。

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車輪を利用した花壇

某鉄道系YouTuberが動画内で紹介されなかったら気づかなかったと思いますが、車輪を活用した花壇です。遊び心が垣間見れますね。

入場券を買わずとも楽しめる施設

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2018年までサハ3104でレストランが営業されていた

加悦SL広場の外には加悦鉄道サハ3104(元東急の電車)を使用したレストラン「蒸気屋」が営業していました。2018年の閉鎖以降、加悦SL広場で飲食物を買うことは出来ません。

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加悦駅舎の2階には資料館が併設されている

加悦駅舎(エントランス)の2階には資料館が併設されており、加悦鉄道で使用された貴重な資料の数々を目にすることができます。ここは入場料を払わずとも無料で見ることができました。

また、レールに関する展示室も併設されています。ここには数々の海外から輸入された貴重なレールが展示されています。レールに関してここまで大規模な展示は珍しいのだとか。この展示室も無料です。

さいごに

3月末で閉園になった加悦SL広場。今回は簡単に加悦SL広場の概要を紹介しましたが、次回以降は加悦SL広場の車両について詳しく紹介していこうと思います。

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